朝鮮一両銀貨は、朝鮮が李氏朝鮮の時代に発行された銀貨です。
表面には、二匹の竜が並ぶ双竜の図が採用され、国名や発行年銘が刻印されています。
裏面には額面の「一兩」、その上部に朝鮮王家であった全州李氏一族の紋章がデザインされているのが特徴です。
当時は、1/5圜の価値として作られていました。
朝鮮貨幣一両銀貨は、1892年頃に発行され始めたといわれています。
当時、鎖国政策中だった朝鮮を、日本が半ば無理やり開国させて日朝修好条規を締結しました。
それに伴って貨幣制度が設けられ、日本の一圓と同等の価値とされる壹圜銀貨が発行されたとされています。
そして、補助貨幣として一両銀貨などが作られました。