郵便切手は実用としてだけでなく、これまで国の行事や国家的なイベントの時だけに
発行される記念切手や各都道府県のオリジナル切手、あるいは企業とタイアップした切手といった、
限定シリーズがたくさん発売されてきました。
こうした期間限定性の高い切手は、「その時を逃すと二度と手に入らない」という気持ちを湧き上がらせ、
これまでたくさんの人々の心をくすぐってきました。
現在でも、こうした限定切手やオリジナル切手が販売されていますし、東京豊島区にある切手の博物館には
毎年1万人を超える来場者が訪れていることからも、今も昔も切手は人々の心を魅了する趣味の定番と言えます。
日本で切手が初めて発行されたのは、今から約150年前の1871年(明治4年)。
当初は純粋に郵便料金を払った証紙でしかありませんでしたが、次第に国内外の行事の記念切手や切手趣味の普及を図る目的を持つようになっていきました。
こうして、切手は使うものだけでなく集める楽しさのあるものにもなり、現在でも続く日本郵政の「切手趣味週間 」がはじまった1947年(昭和22年)から、
昭和30年代~40年代はじめまで切手収集ブームが日本中で起こりました。
ご自宅に眠っている切手の中にも意外な価値があるものがあるかもしれません。
ぜひ一度お持ち込みくださいませ(^^♪