『レッド・ウィング』の創業者であるチャールズ・H・ベックマン氏の名を冠した「ベックマン」といえば、「アイリッシュセッター」と並んでブランドを代表するマスターピース。
20世紀初頭より存在する同社の6インチラウンドトゥブーツをベースに、現代的な素材&テイストを落とし込んで製作されています。
質実剛健な作りと完成されたルックスを兼ね備えており、アメカジ好きの大人たちにとっては欠かせない定番ブーツです。
開拓時代の面影を残す約100年前の米国西部では、シンプルな6インチ丈ブーツがドレスシューズとして履かれることが多かったそうです。
実は「ベックマン」の原型となる6インチラウンドトゥブーツも、ワーカー用ではなくドレスシューズとして履けるよう開発されたモノなのです。
1920年の『レッド・ウィング』のカタログにおいても、原型モデルはフォーマルな用途を想定し“for General Wear”として紹介されています。
そんな出自を持つ「ベックマン」だけに、佇まいはワーク然とし過ぎずシャープで紳士的。すっきりした形状&上質な素材感ゆえ、ジーンズからスラックスまで幅広いパンツとマッチします。