右肩上がりを続けてきたロレックス相場。「ずっと価値が落ちない」「買った時に高く売れる」などと言った、資産価値やリセールバリューを大きな購買動機とする傾向は、
このロレックス相場がきっかけを作ったと言ってもよいでしょう。
もっとも、相場は水物ですので、いくらロレックスと言えど、ずっと高騰続きというわけではありません。
とりわけ近年は相場が急騰しており、さながら「バブル」といった様相でしたが、最近はやっと落ち着きを取り戻してきました。
そして、こういった相場アップダウンの主役は、だいたいデイトナやサブマリーナといったスポーツロレックスです。
一方で相場が高値安定しており、急激なアップダウンに干渉されづらく、しかしながらジワジワ高騰しているモデルがあります。
それは、ドレスウォッチの代名詞的存在デイトジャストです。
新型コロナウイルスの影響は今なお色濃く、また円安やロシア・ウクライナ危機などといった様々な社会情勢が複雑に絡み合う2022年~2023年にかけて、
高級時計の相場が大変読みづらくなっております。
そんな中、デイトジャストだけは安定した価値を誇っているのはかなりすごいことです。
デイトジャストは情勢や他モデルの相場に左右されない価値を有する、ということを示唆しています。