ロレックスの数あるコレクションの中でも、デイデイトは最上位のラインとして知られています。
ステンレススチールを使わず金やプラチナ素材のみの時計は、まさに「成功者の時計」のイメージそのものです。
ゴールド素材だけを使いながらも絶妙なエレガンスさを兼ね備えており、高い人気を集めています。
デイデイトはロレックス(ROLEX)の最上位モデルとして、1956年に発売が開始されました。
ステンレススチールを一切使わず、ゴールドやプラチナ素材だけで作られた高級仕様であり、成功者が持つ時計として知られています。
デイデイトは、その名の通り日付と曜日表示であるデイデイト機能を備えている時計です。曜日表示は英語で書かれており、12時位置についています。
その中でも特に注目するべきポイントは、曜日がフルスペルになっている点です。
1956年にロレックスからデイデイトが登場するまでにも曜日機能を備えた時計はいくつかありましたが、曜日のフルスペルを文字盤に表示した時計はデイデイトが初めてでした。
この曜日表示は英語が一般的ですが、日本語を含めた26カ国に対応しており、日本ロレックスに依頼することで対応言語に変更することができます。
また、製造年の古いデイデイトには曜日表記が日本語のものも存在します。よく「これは本物ですか?」と聞かれることがありますが、れっきとした本物ですのでご安心ください。
デイデイトに採用されているブレスレットは、プレジデントブレスレットと呼ばれるタイプのものです。
こちらは一見すると、ロレックスのレディースモデルや最新のGMTマスターなどに採用されているジュビリーブレスレットに似ているように見えますが、
プレジデントブレスレットはまったくの別物です。
5連リンクになっているジュビリーブレスレットに対し、プレジデントブレスレットは半円形の3連リンクになっています。
さらに、リンクの両端と真ん中で異なる仕上げが施されているという特徴があります。
登場時はデイデイト専用のブレスレットでしたが、現在では一部のレディースモデルにも採用されています。
ちなみに「プレジデント」という名前は、当時のアメリカ大統領アイゼンハワー氏に贈られたことに由来しています。
デイデイトのラインナップには、ステンレススチール素材の時計は存在しません。
登場時から現在に至るまで、一貫してゴールドやプラチナなどの貴金属のみで展開してきました。
そのためデイデイトは他のモデルよりも高価格で、正真正銘のラグジュアリーウォッチと言えます。
加工が難しいゴールドやプラチナ素材の時計の製造は、熟練した職人のみが携わることができます。
ずっしりとした着用感や豪華な見た目はもちろん、一流の職人による技術が詰まっている点も大きな魅力と言えるでしょう。