デイトナやサブマリーナ、GMTマスターやエクスプローラーにデイトジャストなどがロレックスの有名どころだと思います。
しかし、エアキングはいずれのモデルよりも早い1940年代にRef.4365やRef.4925などとして登場していました。
「航空業界へのオマージュ」というコンセプトで生み出されたと言います。
1930年代~1940年代は航空産業が急速に発達していた時代です。とりわけ二つの世界大戦は航空機の高速化や長距離移動を実現し、
戦後も大量輸送を中心に発展を続けていったのはご存知の通りです。
各時計メーカーからはパイロットウォッチや航空を賛歌するプロダクトが製造されるようになり、
ロレックスでも「スペースキング」「コマンダーエベレスト」などといったモデルがリリースされていきました。
さらにエアキングは、現行ロレックスの中で最も古いペットネームを持つことでも知られています。
ペットネームとは、様々な定義がありますが簡単に言うと商品の愛称のことです。
デイトナとかサブマリーナもそれにあたりますが、文字盤に表記され、ロレックス内での正式なモデル名となったのはエアキングが現行コレクションにおいて最古となります。
エアキングは誕生当初はオイスターパーペチュアルの一モデルでしたが、このペットネームがあるがゆえに「エアキング」としてのアイデンティティを確立していくこととなります。