ブラウンダイヤモンドとは、採掘量が多く、カラーダイヤモンドの中では比較的低価格で販売されているダイヤモンドのことです。
ブラウンダイヤモンドの色相は、イエロー系ブラウンやレッド系ブラウンなど幅広く、明るいものから暗いものまでさまざまな彩度の石があります。
工業用として使われたり、比較的低価格で取引されてきたブラウンダイヤモンドですが、近年その価値は世界的に上昇傾向です。
古くから人々に馴染みのあるブラウンダイヤモンドですが、その価値はあまり認められていませんでした。
鉱山で採掘されるダイヤモンドのほとんどがブラウンダイヤモンドです。
ほかのカラーダイヤモンドに比べると、ブラウンダイヤモンドはそこまで珍しくないため価値が下がります。
ブラウンダイヤモンドのほとんどが、工業用として使われおり、茶色で輝きが少ないため、歴史的には、宝石としての魅力をあまり感じられなかったのかもしれません。
「クズダイヤ」とよばれることもあったそうです。
歴史的にはあまり価値を認められてきませんでしたが、ここ最近ブラウンダイヤモンドの人気は上昇しています。
アメリカのニューヨークで創業した「ルヴァン」というジュエリーブランドが当時 工業用としてしか価値がなかったブラウンダイヤモンドを「チョコレートダイヤモンド」と名付けました。
ブラウンダイヤモンドのなかでも、濃く透明度の高いもののみが「チョコレートダイヤモンド」とよばれています。
さらにセレブやジュエリー愛好家の注目によりブラウンダイヤモンドの価値が注目されていることもあり、ハイブランドやジュエリー会社がブラウンダイヤモンドを用いた
ジュエリーを発表し始めたのもその価値の注目に繋がっています。