ダイヤモンド価格相場には、ダイヤモンドそのものの価値だけでなく、以下に挙げたようなさまざまな要因も影響します。
・デビアス社による供給量の調整
デビアス社は、イギリスのロンドンに拠点を置き、ダイヤモンドの加工や流通などに関わる世界的企業。ダイヤモンドの原石市場は長くデビアス社の独占状態にあり、
ダイヤモンドの価値が暴落しないように、生産量や供給量をコントロールしています。
現在は以前ほどの独占状態は解消されていますが、それでも依然として世界中のダイヤモンド原石の多くがデビアス社によって供給調整されている状態。
ダイヤモンド価格相場にも大きな影響力を持っています。
・世界情勢
世界各国の情勢も、ダイヤモンドの価格相場に影響する大きな要因のひとつ。例えば、2020年頃から世界的に猛威をふるった新型コロナウイルスも、
ダイヤモンド鉱山を一時的な閉鎖に追いやるほどの影響をもたらし、ダイヤモンド採掘量の大幅な減少を招きました。
また、2022年2月に発生したロシアによるウクライナ侵攻も、ダイヤモンド市場を大きく揺るがせた出来事。
なぜなら、ロシアは世界に流通するダイヤモンドの約3割を算出する巨大採掘国でもあるからです。
今後はロシア産ダイヤモンドの供給激減にともない、ダイヤモンドの価格相場に大きな影響が出るのでは、と言われています。
・外国為替相場
日本のようなダイヤモンドの採掘ルートを持たない国は、他の国から輸入せざるを得ません。
そのため、外国為替相場で円安の状況が続くと、国内でのダイヤモンド価格も高騰してしまうことに。日本のダイヤモンド市場での取引では、
ダイヤモンド価格相場表だけでなく、為替の状況も見ながら買い時・売り時を判断することになるでしょう。
・流通コスト
ダイヤモンドは鉱山で採掘されてから、宝石店へ並ぶまでにさまざまな経路をたどることになります。
具体的には、カッティングセンターや取引所、商社、メーカーなど。日本のような輸入国は、さらに流通経路が長くなるでしょう。
そうなれば、人件費や運送費など流通コストが多くかかることになります。それにともなって、ダイヤモンド値段相場もますます高くなっていくのです。