キーポルは1924年に発表されたボストンバッグです。
旅行用のバッグに分類され、スーツケースに折りたたんで収納できるボストンバッグとして発表されました。
トランクケースとは別に、外に持ち歩く用のバッグとしても使えて、発表されてからおよそ100年、生産中止することなく多くの人々に愛され続けています。
キーポルはスーツケースに折りたたんで収納できるよう、柔らかいコットン素材を使用しているのが特徴です。
また、丸みを帯びたレザーハンドルには、ハンドルを固定するための「ポワニエ」やネームタグがついているなど、長距離の移動や空港でバッグを預ける際に役立つ機能が備わっています。
1930年には、ショルダーストラップ付きの「バンドリエール」も発表されました。
もちろんショルダーストラップは取り外し可能なので、シーンに応じて持ち方を変えられます。
キーポルが発表された当時は、自動車での移動が普及したころ。創業当時のルイヴィトンは旅行鞄専門店で、トランクケースを主に販売していました。
トランクケースと別に持ち歩ける、手軽に運べるバッグとしてキーポルが発表されたのです。