KATO Nゲージを買い取らせていただきました。

Nゲージとは、数ある鉄道模型の規格の一つであり、線路幅(ゲージ)が9mmのものを指します。

もともとは欧米で軌間1435mmの車両をスケール1:160、ゲージ9mmで模型化したものが始まりで、「9(ナイン)」の頭文字を取って「Nゲージ」と呼ばれるようになりました。
現在日本での車両のスケールは、欧米とは違う1067mmという軌間が主流の日本型在来車両を、同じゲージ9mmの線路で走らせるにあたり1:150という日本独自のスケールを採用しています。

プロポーション的には車体の大きさとゲージの関係が実物とは異なり、車輪が左右に広がったようなプロポーションにはなってしまいますが、

世界中のNゲージ車両と同じ線路を共用でき、国際的に通用する線路システムが使えるのは大きなメリットと言えます。

そういった扱いやすいサイズ感と規格が共有できるというところから、日本では最も普及している鉄道模型と言えるでしょう。

なお、新幹線は実物の軌間が1435mmで車体も大きいため、スケールは欧米と同様の1:160となります。

Nゲージは数ある鉄道模型の規格の中でも小さい方の部類に入ります。小さいと言っても、その小ささを利用し長い編成を比較的容易に再現できるというメリットもあります。

畳1畳のスペースがあれば6両編成くらいであれば無理なく走らせることができます。

さらに、近年のNゲージの進化は目まぐるしく、それまで省略されていたディテールや機構がリニューアルによってNゲージでも実現したりと、

リアルさという面でも他の大きいスケールと負けず劣らずの魅力があります。