ショパール ハッピーダイヤモンドは、1976年に誕生しました。
カール・ショイフレ3世がショパールを引き継ぎ宝飾品と時計を扱いだした直後です。
ハッピーダイヤモンドは、水しぶきが太陽の光を浴びて輝く様子から生まれたといわれています。
2枚のサファイヤガラスの間に固定されていないダイヤモンドが文字盤の周りをまわるデザインです。
2枚のサファイヤガラスでダイヤモンドを閉じ込める技術は、ショパール独自のものです。時計だけでなくジュエリーにも採用されています。
ハッピーダイヤモンドのムーブメントは、すべてクォーツです。
クォーツ式ムーブメントを取り入れた時計は、1970年代のスイスでは珍しいことです。
電池の力を利用して水晶振動子(クォーツ)が針を動かすクォーツ腕時計が誕生したのは、1969年でした。
日本のセイコー社が発売した腕時計が最初になります。
スイスの腕時計は、ほとんどゼンマイで動く機械式腕時計でした。
クォーツ腕時計は、電池を交換すれば動き続けるので世界中で人気になります。
ハッピーダイヤモンドは、発売当初からクォーツ式ムーブメントです。ゼンマイを巻く必要がないので、気軽に使い続けることができます。