シャネル(CHANEL)のイニシャルが重ねられたそのロゴマークは「ココマーク」や「ダブルCマーク」と呼ばれており、
シャネルの様々なアイテムのモチーフ、ラインとして取り扱われてきました。
一目見てシャネルのアイテムであるとわかる特徴的なココマークは、「C」は上部が手前に、反転した「C」は下部が手前になる形で重なっています。
ちなみに、ココマークの名称はシャネルの創業者の名が起源となっています。
シャネルの創業者であるココ・シャネルの本名はガブリエル・ボヌール・シャネル。
ガブリエルにはシャネルを創業する前にはキャバレーで歌手として活動していた時期がありました。
その頃に歌っていた「ココリコ」からついた「ココ」というニックネームが、やがてココ・シャネルという愛称へと繋がっていったのです。
ココマークには、「逆ココマーク」と呼ばれるCの重なり方が本来と逆になっているものも存在します。
上のCは右が上に、下のCは左が上に重なっているのが本来のココマークです。
それに対して逆ココマークは上のCは左が上に、下のCは右が上に重なっているという逆の形になっています。
これはヴィンテージアイテムの中にごく僅かに存在する仕様で、ファンの間では「幻のココマーク」と呼ばれており、大変貴重な仕様です。