ハイブランドとして不動の位置を築き上げたシャネルの歴史は、およそ100年ほど前から続くものです。
シャネルの起源は小さな帽子店「シャネル・モード」でした。
婦人に定評のあった帽子はまたたくまに売れていき、その後は帽子だけにとどまりません。
洋服のデザインに力を注ぎ店舗を拡大したり、シャネルを代表する香水「No°5」を開発したりと様々な分野を手掛けていきます。
ショルダーバッグが生まれたのは1929年。
当時、女性のバッグはハンドバッグしかなく、両手がふさがったり、どこかに置き忘れてしまったりと、不便なものでした。
多くの女性がこういった悩みを抱えており、ココシャネルもその中のひとりだったそうです。
そこで彼女は、バッグに革紐を取りつけて肩に掛けられるバッグを考案しました。
このバッグこそが、今のショルダーバッグにあたるものです。
現在は革紐ではなく、チェーンバッグになっていますね。
現在、ショルダータイプのバッグはシャネル以外のブランドでも多く見かけますが、シャネルが考案したのが、全てのショルダーバッグの起源とも言われています。
ショルダーバッグからチェーンバッグへとデザインを一新し、今では海外セレブやファッションモデルが持つ定番アイテムとなり、多くの女性が憧れるバッグだと思われます。
そんなシャネルのチェーンバッグを代表するモデルラインといえばマトラッセが有名です。
マトラッセとはチェーンバッグや財布のデザインのことで、ダイヤ型の格子状の形をしているのが特徴的です。
フランス語で「ふっくらしている」という意味のとおり、見た目はふっくらと膨らんでいて、重厚感を感じるデザインです。