CELINEは1945年セリーヌ・ヴィピアナ(Celine Vipiana)によりフランスで創業し、初期は子供向けの高級靴を主に製造していました。
1960年代に入ると、レディースの靴やバッグなど取り扱いの幅を広げ、1967年には一流ファッションブランドとしての登竜門であるプレタポルテ(高級既製服)を取り扱い始めました。
1997年にチーフデザイナーとしてマイケル・コースを迎え入れます。
マイケル・コースといえば今や本人のブランドMICHAEL KORSが有名ですが、CELINEを世界的なブランドに伸し上げた立役者でもあります。
ブランドコンセプトは「女性らしくありつつも自立しているアクティブな女性」を掲げています。
シンプルで落ち着いたデザインがベースとなっていますが、他のブランドとは違うモダンでおしゃれな独特なデザインが、ちょっと個性をプラスしたいおしゃれ女性から支持を集めています。
マカダムとは、2003年にデザイナーのマイケル・コースが発表したセリーヌの代表シリーズです。
砕石(さいせき)という細かく砕いた石を敷き詰める道路舗装の「マカダム式舗装」が名前の由来で、細かく砕いた石が均等に並べられている道路をイメージして作られています。
マカダム柄は別名ブラゾン柄とも言い、セリーヌの馬車柄やCマーク以外のアイコンを総称して「ブラゾン」と言います。
セリーヌのヴィンテージ品が人気になったのは、5年前くらいの出来事です。
惜しまれつつ販売が終了したマカダムですが、10年以上たった今、若い世代の中で人気が再燃しています。
なぜかというと、若い世代の間でヴィンテージアイテムを身につけるのが流行とされているからです。