2023年12月に金の買取価格が最高値の1gあたり1万928円(小売価格・税込)を記録したこともあり、「金」は安定資産として注目を集めています。
2023年は年間通して右肩上がりの金相場でしたが、2024年以降の今後の金価格相場はどのように予測されているのでしょうか。
金を高く売るためにはタイミングが非常に重要です。
たとえば、2023年12月には24Kの買取価格が1日で200円以上高くなった日がありましたが、翌日には250円以上安くなったということもありました。
直近10年における金価格は上昇傾向にあります。
2013年に1gあたり4,000円台だった金価格は、2023年9月には1gあたり1万円を超えました。
さらに12月4日には、国内の金小売価格の指標となる田中貴金属工業の店頭販売価格が、1gあたり1万928円と過去最高額に設定されました。
10年単位の長期スパンでみると、金価格は今後も上昇することが予測されます。
その理由として、金の埋蔵量に限りがあること、採掘コストの上昇、アクセサリーや工業での金需要の高まりなどが挙げられます。
金は無限に採掘できるわけではなく希少性が高いことから、価値は下がりにくいのです。
さらに、鉱脈のほとんどは掘り尽くされており、今後は採掘コストが高騰する可能性があります。
コストがかかるほど、金の価格も連動して高くなるでしょう。
また、金はアクセサリー装飾としての人気や、電子基板など工業用部品としての需要が高く、今後も需要が見込まれます。
そのため、長期的にみると金価格は上昇が期待できるでしょう。
長期スパンに比べて、短期的な金価格を予測するのは困難です。
金の価格変動にはさまざまな要因が絡んでおり、突然価格が上下する可能性もあります。そのため、専門家でも短期的な予測をするのは難しいです。
長期的には価格上昇するとの予測もありますが、短期的に金価格が下落する可能性もあるでしょう。
一般的に、金は高値を付けているときに売るのがベストとされています。