マイセン リキュールセット 鳥と虫を買取らせていただきました。

マイセンのリキュールセットは、曲線を帯びた形や小さな器が特徴的な製品です。
以前製造されていたマイセンのリキュールセットの中で、現在残っている物としては、1960~1970年代に制作された製品が多く見受けられます。
ピッチャーとトレイ、カップが一組のセットを形成している物が多く、マイセン特有の穏やかな花模様が、落ち着きを感じさせるシリーズです。
マイセンのリキュールセットは、模様として花をあしらった製品が一般的ですが、その他にも様々な模様が描かれている趣向の凝らされた製品もあります。
例えば、樽をかたどった陶器の上に酒神バッカスが描かれているようなユニークな製品もあります。
バッカスは、樽の上でコーヒーカップを持って座っており、これは、当時、リキュールとコーヒーを混ぜて飲む習慣が流行っていた事を反映しています。
また、炭鉱夫の間で伝統的に使われていた「幸運を!」という言葉が記された特別版の製品など、様々なバリエーションのセットがあります。
リキュールセット自体は、現在のマイセンでも販売が行われており、そこには最近よく使用されるマイセンのモチーフが描かれています。
猿の楽団が描かれている金色で装飾された製品や、東洋的な花柄が紫と金で彩られた製品、牡丹と菊、明朝ドラゴン、黄色いバラ、蝶が描かれた製品など、その種類は多岐にわたります。
製品の外観も、丸い輪郭に適度な装飾が描かれ洗練されており、そのようなデザイン性の高さも魅力のひとつです。
製品の絵や形を際立たせるように美しい装飾が施されている様子は、見ていて楽しいものがあり、お酒を楽しむ時間に彩りを添えてくれるような、優れた出来栄えとなっています。