グレンドロナックは独創的な味わいがあり、ハイランドが誇るウイスキーのひとつとして世界的に評価されているウイスキー。
ヨーロピアンオーク材のシェリー樽を使って熟成させるため、フルーティな甘味を感じるドライで芳醇なフレーバーが特徴です。
同じシェリー系のウイスキーである「マッカラン」や「グレンファークラス」に比べると、グレンドロナックはややライトな飲み心地が楽しめます。
グレンドロナック蒸溜所は、1826年に創業。現地の地主であったジェームス・アラデスが設立しました。
グレンドロナックは、ゲール語で「黒いちごの谷」という意味。
今日に至るまでの間にオーナーは次々と変わりましたが、蒸溜所は設立当初と変わらず、豊かな緑に囲まれたのどかな田園地帯のなかに位置しています。
グレンドロナック蒸溜所は1826年の設立当初からウイスキーづくりに力を入れており、グレンドロナックのウイスキーは地元貴族たちの間で人気がありました。
順調に見えた経営でしたが、その後、火災による建物の消失や度重なる買収などさまざまな困難を経験しながら、現在までその製法と味わいを継承し続けています。
2008年には、買収したベンリアック・ディスティラリー社がすべてのウイスキーをシェリー樽で熟成する方針に転換し、シングルモルトの製品ラインナップを強化。
シェリー系シングルモルトとして名を馳せるきっかけとなりました。